こんにちは!
神戸市垂水区、JR垂水駅近くの音楽教室「TekapoMusicSchool」です。
フルートを始めようと考えている方へ、 このような疑問を持ったことはありませんか?
今回はこのような疑問を
「フルート演奏を始める前の基本を学ぶ」をテーマにお伝えしていきます!
フルートって金管楽器?木管楽器?
金属でできていることからフルートは金管楽器と思われている方も多いのではないでしょうか?
現在ほとんどのフルートが金属(洋銀・銀・金・プラチナ)で作られていますが、実際には木管楽器に分類されます。
その理由は、古楽器のフラウト・トラヴェルソがフルートの原型となっているからです。
フラウト・トラヴェルソは、木製の管を持つ楽器でしたが、後にベーム式のフルートが登場し、金属製のフルートが一般的になりました。
ベーム式のフルートは、金属で作られるようになったことで、音色や音量などの特性が変わりました。
金属の管は木製の管よりも均一な厚さと形状を保つことができ、これによって音の安定性や反応性が向上しました。
また耐久性にも優れており、湿気や温度の変化に強くなりました。
このように、時代の変化に伴い木製から金属製へと移り変わっていき、今のフルートの姿になりました。
一般的な木管楽器とフルートの違い
主な違いは「音の鳴らし方」です。
木管楽器は薄い木で作られた「リード」による振動によって音を発生させる構造が主流ですが、フルートはリッププレートによる息の吹き込み方式で音を発します。
そのため、消耗品であるリードを使わないので、木管楽器の中ではすこーし経済的な楽器です。
また、楽器自体の材質にも大きな違いがあります。
木管楽器は一般的に木材を使用しておりますが、フルートは金属製が主流です。
このように、同じ木管楽器でも楽器の材質や音の鳴らし方の観点から、フルートは少し異色を放った存在です。
フルートってどれくらいの音域があるの?
フルートの音域は、一般的に3オクターブにわたります。
これは、ピアノの中央のドから上に3オクターブ分の音になります。
一般的なフルートの音域は、低い方から順に中央のドから始まり、上昇していきます。
第1オクターブでは高いドまで、第2オクターブでは更に高いドまで、そして第3オクターブでは最も高いドまで演奏することができます。
フルートは高音域で特に輝かしく美しい音色を奏でることができますが、低音域でも暖かく豊かな音色を出すことができます。
音域の広さとその魅力的な音色は、フルートの演奏者にとって非常に重要な特徴となっています。
さらに、フルート奏者はさまざまな奏法やテクニックを駆使して、音域を活かした表現を行います。
音域の広がりを活かし、メロディーラインや旋律の表現力を豊かにすることができます。
フルートの音域の広さは、その魅力と表現力を引き立たせる重要な要素の一つです。
フルートがメロディの曲ってあるの?
基本的にフルートはクラシックでもジャズやポップスなどのジャンルにおいてもメロディラインを演奏することが多い楽器です。
「アルルの女よりメヌエット」や「カルメン組曲より間奏曲」「亜麻色の髪の乙女」などが特に有名で誰もが聞いたことある楽曲だと思います。
メロディラインを演奏する曲が多いからこそ、こんな曲を吹いてみたい!と言う目標が立てやすいのも魅力の一つかもしれません。
最後に
フルートの歴史にも少し触れてみましたが、フルートについての基本のキについて少し知識を深められたでしょうか?
TekapoMusicSchoolでは、フルートの基本から丁寧にレッスンしています。
音楽自体が初めての方でも、昔やっていた、他の楽器の経験はある、という方でも、お一人おひとりのペースにあわせてカリキュラムを組んでいます。
ぜひ一度体験レッスンをお申し込みください!